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最初は私信めいて。
今回は暗いので採点はまた明日…!素敵ですバンザイ!

ええと。またレスは別につけさせていただきますが、昨日のへたれた感想に対してあたたかいお言葉沢山ありがとうございます。レス不要の方もありがとうございます。
うちのサイトはルルスザとかもほとんどありませんし。スザク大好きばっかりなので、ギアスで来てくださる方はあんな感想にも共感してくださる方がたくさんいてくださって、ちょっとほっとしてみたり。
もう見れないかもと書いてみたものの、同居人と一緒に見ているものでもあるので、多分視聴は続けます。少し元気も出てきたし。いやその、ストーリー内容を考えて元気が出たのではなくて、かけていただいたお言葉のおかげで復活できたんですが。(苦笑)
ということで、ついでにちょっと王様の耳はロバの耳よろしく、愚痴を吐き出しておこうと思います。
来週多少はすっきりした気持ちで見るために。
で。まあお約束なんですが。ルルやゼロを支援している人は見てはダメです。私、撃たれちゃうかも。<ヲイ
あとは彼らどうこうよりも話のつくりに関してなので…そっちも支援してる人は下を開いてはいけません。お願いします本気で…
アニメに対して…2次創作物に対して本当に痛いほど語っています。orz


まず。
昨日ぼーっと布団の中で考えて思ったのは。
2期に入ってから、キャラ萌えは山のようにしたけれど、ストーリー的にこれは!と思ったのはほとんどなかったなあということでした。レコーダーのデータが消えたのでうろ覚えなんですが、面白かったと思ったのは、スザクがナナリーとの電話をルルに渡したあたりの演出だったり、あとはナナリーが自分で選んだ道を歩いているということを示したあたりだったり。

とりあえずは、ストーリーが軽い。ありえない。ご都合主義過ぎる。
ロロがあっさりとルルに落とされた瞬間は目を疑ったりもしました。は、そんな簡単に?あんなにさっくりと人を殺せる子が?と。いろんな展開を絡ませすぎて、しかも1期と2期にわけたせいで、話が分かりにくすぎることになっている。1年かけてしっかりやるのであれば尺をもう少しなんとかできたんでしょうが、説明しなければならない部分を飛ばしすぎて、陳腐な内容になりすぎていて、超ご都合主義な展開ばかりで、見ていて「なんだそれ…」の連続で。
最初のバベルタワーの脱出方法から始まって、中華連邦の領事館の占拠にしても、そっから学園まで戻ってる手筈にしても、ありえないだろそれという感じに最初から目が点になってました。
ロロのこともそうだし、公開処刑からの救出劇にしても、そこにたどり着くまでの過程を見事にすっ飛ばしてくれてるから、見ていて「またやったよコイツ…」という感じですごい!さすが!とか全く考えられなかったんですよね…
黒の騎士団が、1期最後で決戦の最中姿を消したルルをあっさりと受け入れたことにしても。
藤堂さんは駒であることを自分で認めていて、目的を達成するためにはゼロの頭脳やカリスマ、実行力が必要だったのだと理解してそう決断していたんだとしても。あのときに払わされて犠牲のことを考えれば、そんなあっさり受け入れてよかったのかな、と。
それこそ「日本人の心」とやらはどうでもいいのかなあ、とか。
一度失った信頼を取り戻すっていうのは、本当はとても難しいことだと思うわけで。それをあんな戯言を聞いただけでもういいやと思ってしまえるのがすごく「え、ちょっとそれは…」でした。
あと、カレンの愛機のバージョンアップについても。
え、それって初めて乗ったんだよね、みたいな。シミュレーションはしてたでしょうけど、それでそうなるっていうのはどうなんだろう。ラウンズっていうのは、帝国最強の騎士で。それでもって開発チームもそれぞれもってて、最高の条件で最強の力を磨いているわけで。こういう展開が本当に嫌いな私としては脱力してしまったところで。逆に言えば、ここでカレンが2期初登場で、かっこよく紅蓮(改)で助けに来てラウンズを圧倒した、ならまだよかったんですが…うぅ。
そして、最悪のポイントその1。
黒の騎士団の艦を海中で追い詰めた後の展開。
はっきりいって「いい加減にしろ」って気分でした。ありえないから。絶対に無理だから。そんな無茶な展開の後に、姿を晒してブリタニアに下るとか言う台詞にも絶望しました。撃たれていんじゃないの?と。ゼロだったら確実に撃ち落としますね。
そして最悪のポイントその2。
百万人のゼロ。もう今更語るまでもないくらい、開いた口がふさがらない解決方法でした。ていうか解決方法そのものよりも、その結果が。ナナリーのこれからの立場が。
中華連邦に入ってからはもうはしょるはしょる。
シンクーにも藤堂さんと同じことを問い掛けたいけれど、この人は駒ではないからなあ…ていうか属性がルルに近いからまあいいのか、な…?
蜃気楼の性能を見た瞬間、本気で「最悪」と思いました。
ご都合主義すら超越してます。なんでも詰めじゃなくてなんでもアリ。戦術とか戦略とかもう語らないでくれと思うくらいに拒絶反応を示す展開でした。苦手なんですよああいうの…
そして学園モノへ。
普通にありえないから。スザクは確実にルルのことを疑っているんだから、だとしたら何の防御もなくあの二人を学園に入れてルルの前にちらつかせる意味合いがなさすぎる。

納得できる展開が好きです。
ご都合主義はたまになら微笑ましいですけれど、ここまで極まるともうどうしたらいいのか分かりません。
無理に話を詰め込みすぎで、更に伏線を増やしてこんがらがってる…そしてはしょって欲しくないところをはしょっている。

あ、なんかここまで書いただけでいろいろ脱力出来ましたよ…

それと、ルルについて。スザクについて。
そもそも私が主人公に入れ込むことがなくて、というあたりに問題があるのかと思いますが。
ルルーシュの感情の変遷がいらっとするんです。
それを正しいことのように演出していることが更にいらっとするんです。
「友達を売るのか」とか。
「俺から何もかも奪うのか」とか。
言いたい放題ですけれど。
本当に…なんていうか。友達であることを最初に切り捨てたのはルルーシュだと思うわけで。よくもそこまで自分のやったことを棚上げしてそんなことが言えるなあと思うわけで。
そもそも。「友達」という言葉を使うのなら、もっといろいろやらなければならなかったこと、言わなければならなかったこと、聞かなければならなかったことがあったはず。もう今は泣きそうになるので見てないんですが、以前ルルよりの感想を見ていたときに、ルルーシュを責めるスザクに「ルルーシュがそんなことするのはおかしいんだからもっと考えてあげて」という発言がたくさんあって。でも、スザクは「何故」ってちゃんと問い掛けてたんですよね。それにルルーシュが答えなかっただけで。あまつさえ「過去のことだ」とか切り捨てて。
……自分が今何故行動しているのか分かってるのかとか。
現在に、今自分を取り囲む全てのことに感謝することも目を向けることもできなくて、そして過去の亡霊にとりつかれて復讐に走ったのは誰だと思っているんだろう。
スザクに偏っていることを承知で言うなら、スザクは「信じたくなかった」と思っていて、だからこそ銃を向けて問い掛けた。その前に、散々ゼロにはひどい目に合わされていたのに。一騎打ちだとかおびき出されて捕らわれたり。そこまでされてそれでも一応話そうとはしている。考えて、それでも分からなくて。でも何か理由があるのか。許せるかどうかは分からないけど、何か理由があったんじゃないだろうか、と。
……そもそも、コレを本編と繋げていいのかも分からないんですが。
スザクが父親をその手で殺したということをルルーシュが知ったとき。ルルーシュはそれを自分の姿と重ねて、「物語は必要だ」なんてことを結果だけを見据えて言ったわけだけど。
自分の「友達」がそんなことをする人間だったのかどうか、もっと考えて欲しかった。どうして父親を殺すなんていう取り返しのつかない罪を犯したのか。
これは小説版だから本編には出てきてないわけだけれど、それでも公式として出ている以上、多分それは本当の設定だと思うわけで。
つまりスザクは、ナナリーを助けるために。ルルーシュの願いに答えるために、父親を止めようとして、その結果自分の父親を殺してしまった。そしてその罪の重さをどう償っていいのか分からず、必死に考えて、自分に。自分ひとりでできることをしようと模索して、選んだ道を歩いたんですよね。
そのスザクの「今」を全部否定して。
生きる理由である「ユーフェミア」も、願っていた「未来を奪ってしまったひとたちのために死ぬこと」も全て奪っておいて、それでその台詞はどうなんだ、と。
ルルーシュはいろいろ本当に考えが足らなさ過ぎて。
ナナリーのことにしてもそうだし。あんなにはっきりと「傍に居て欲しい」って願ってる妹に、自分が思う理想をおしつけて、自分の行動の理由に、人を殺して行っているそんなことの理由に、ナナリーを持ち出して。
気付いた後に軌道修正するのかと思いきや、また全く考えなしにナナリーの願いである「特区」を完膚なきまでに馬鹿にする形で日本を出てみたり。
もっと考えて行動しろよ、ていうか作ってる人ももっと考えて行動させてあげてくださいと言いたくなる。
というか、被害者面ばかりするのでちょっと本当にいらっとくる。
自分の行動についても、相手の行動についてももっと考えてくれないと…

あと。
兄(クロヴィス)も、結果的には妹(ユフィ)も殺して。
他にもいろんな人を沢山殺して。ギアスを「お前たちは死ね」なんていう使い方をして。
それできらきら輝く過去を夢見て、取り戻したいって言うその変わり身がもう泣きそうに痛いです。まだ1期の頃の「全てが終わったら俺はナナリーの傍には居られない」の方が何勘違いしてるんだよ!ナナリーそんなこと望んでないよ!って思えた。
ナナリーの言葉を借りるなら、確かに人はやり直せると思う。何度でも。
でもそれは自分のやってしまった過去がなくなるわけではなくて、それらのことを踏まえて、それでもって背負った上で、正しい、本当に望む未来へ進むという意味だと思うので。
正直に言わせてもらえば、都合のいい夢想でしかないとか思ってしまいました。
これで物語終わって本当に笑顔でみんなの輪の中に戻っていくとかいうエンディングを迎えるのだとしたら、ちょっと本気で泣きたくなる。そういう形でエンドするにしても、そこにたどり着くまでの葛藤やそんなものが欲しいと思うけれど…今のこの話の展開だとそんなことを望めないのかなあ、とか。

ええと、もう大分いいたこと言ってすっきりしてきたので、最後に総括だけ。
スザクを悪者にするのは本気で止めて欲しいと思っているだけなんです。
スザクにもそこにたどり着くまでの理由や葛藤があって。そういうのを全部ひっくるめて、苦しみながらそれでもスザクなりに目指す道のために頑張っているのであって。安直に「裏切り者」だとか「略奪者」というそういう風に見せようとしている描写とか見ると、本当に切なくなるので。
あと、主人公バンザイみたいな展開はもう飽きました。そういう話じゃないっていうのがギアスの売りだったような気がするのに。ご都合主義みたいな展開の果てにちょっと笑いを交えたなごやかな展開にしてほのぼのよかったねってそれ…orz
そんな気分を最近ずっと味わっている感じです。

とりあえず。
もしココまで読んでくださった方がいらしたら、本当にお疲れ様でした。延々と失礼しました。
私もスザク大好きなので、どうなるのか見届けたいと心から思ってます。言葉を掛けてくださった方や、ぱちぱち下さった方には本当にありがとうございますと言いたいです。
ありがとうございました。とりあえず来週はばっちり視聴します!
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